2021年6月21日の「グレーテルのかまど」は、「101歳のわらび餅」。
夏になると、ふるふると揺れる姿で、ツルンとした喉ごしの「わたび餅」を無償に食べたくなったりしませんか?
以前は、よく「わらび餅」を屋台(車で来るのもあった)で売りに来て、小銭を持った子どもたちが、屋台を取り囲んでいるのを見ました。
今は見ないなーと思っていたら、今回の「グレーテルのかまど」で、淡路島に、屋台でわらび餅を売り歩く方が紹介されます。
淡路島にお住まいの101歳の川西俊一さんです。
なんと、70年以上も、こだわりのわらび餅を作ってきたのだとか。
35歳年下の妻、恵さんと一緒に作る味わい深い「わらび餅」には、どんなストーリーがあるのでしょうか?
「わらび餅」の原料は何?
「わらび餅」の原料は、その名の通り蕨(わらび)です。
でも、「わらび餅」のやわしいクセのない味わいからは、えぐみのある山菜の蕨からできているなんて、ちょっと信じられません。
蕨は、くるっと巻いた新芽のイメージが強いですが、「わらび餅」は、根にあるでんぷんから作られる”わらび餅粉”から作られます。
”わらび粉”は、原料の蕨の根から5~6%ほどしか取れないために、とても貴重です。
その上、蕨の根の洗浄から、粉砕し、成分の抽出をして、何度も余計なものを取り除きながら精製するのに2週間もかかるのだそうです。
超~高級食材なんです!
【#グレーテルのかまど】
▽21日(月) 午後10:00〔Eテレ〕夏の定番おやつ「#わらび餅」#淡路島 でわらび餅を売り歩く101歳のおっちゃんに密着❗
夫婦二人三脚で守り続ける、モチモチぷるぷるの、深~い味わいをご紹介✨#瀬戸康史 #キムラ緑子https://t.co/ZnfQcL1tkS— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) June 20, 2021
そんな”わらび粉”を使って作られる「わらび餅」。
素朴な見かけからは、うかがい知れない、贅沢なスイーツなのですね。
わらび餅の発祥は?
わらび餅は、いつから食べられているのでしょうか?
なんと、平安時代には、既にあったことが分かっています。
醍醐天皇が好んで食べたと言われ、鎌倉時代には、今のような「わらび餅」の形態になったと言います。
当初は、農民の非常食として飢饉の際には食べられていたとも言われていますが、後に、茶道と結びつき、洗練されたお菓子になったと言われています。
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