レモンパイは、名探偵コナンの好物?!古代ギリシャから食べられていた!?/グレーテルのかまど

2021年5月3日の「グレーテルのかまど」は、「名探偵コナンのレモンパイ」。

「名探偵コナン」は、青山剛昌(あおやま ごうしょう)原作の推理マンガで、1994年に『週刊少年サンデー』で、連載が始まりました。

このマンガには、主人公、高校生探偵の工藤新一(くどう しんいち)は、薬で小学一年生の姿にされ、江戸川コナンという名で登場します。
そして、今回の「レモンパイ」は、彼の幼なじみで恋人の毛利蘭(もうり らん)が作ったもの。

甘酸っぱい「レモンパイ」が物語のわき役に選ばれたのは、何故なのでしょうか?

そして、そのレシピと味は?

番組内で、原作者の想いを聞くのが楽しみです。



レモンパイはどんなお菓子?いつどこで生まれたの?発祥は?

レモンパイは、パイ生地に、レモンカードと言われる、レモンのカスタードクリームをのせた洋菓子です。

今は、レモンカードの上に、白いメレンゲが装飾されているのが、定番です。
これは、レモンメレンゲパイ(Lemon meringue pie)と言います。

”レモンメレンゲパイ”の魅力のひとつは、ケーキの断面を見ると、黄色いレモンカードの層に、その2倍もの厚さにのせられた白いメレンゲの対比ではないでしょうか?

黄と白の色の対比。、
また、レモンカードを静とするなら、メレンゲの軽さと繊細な動きのある形状の対比。

そして、味わいにおいても、対比が。
サクサクのパイ生地に、甘酸っぱいどっしりとしたレモンカードと、たっぷりと甘く軽い口当たりのメレンゲが、口の中で相まって、思わず2口、3口と食べてしまいます。

本当に、魅力的なお菓子です。

“レモン”は、古代ギリシャから食べられていたと言います。
今も、ギリシャ料理では、レモンを豪快にしぼって食べる料理があります。

お菓子というジャンルではなかったかもしれませんが、”レモンパイ”の原型が、当時あったかもしれません。

後に、19世紀のイギリスで、”レモンメレンゲパイ”が誕生します。

イギリス北西部の港町リバプールで、アメリカ文化と融合して生まれた、とも、イギリス南部のドーセット地方で、ある学者が発明したとの説もあります。

この時代のイギリス人にとって、温暖な気候で育つレモンは、富の象徴でした。

そのため、当時は、オランジェリーという柑橘類(レモン、オレンジ)を育てる温室が流行っていたのだとか。

一般市民がレモンパイを食べる様になったのは、第二次世界大戦後になります。

日本では、東京・浅草に「洋菓子レモンパイ」という店が、1981年にオープンしたことをきっかけに、食べられ始めたと言います。

”レモンパイ”は、昭和レトロな洋菓子と言われていますが、その美しい装いからは、古臭さは感じません。

長い間親しまれている”レモンパイ”の魅力は、まだまだあるのかもしれません。



まとめ

私の大好きなケーキのひとつが”レモンパイ”。
見かけや味わいは、オシャレで大人っぽいのですが、超手軽に作れます。
冷凍パイシートに、瓶詰レモンカードで、手間いらず💓
「名探偵コナン」に出てくる”レモンパイ”はどんな味わいのレシピなのでしょうか?



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