2021年2月15日の「グレーテルのかまど」は、「おかみのへらへら餅」。
「へらへら餅」、面白い名前ですよね!
静岡県の東伊豆町などで、農家や猟師が、作業の合間に食べていたと言われる郷土菓子です。
体力の消耗を補う、滋養強壮たっぷりの食べ物だったようです。
どんなお菓子で、どうしてこんな名前がついているのでしょうか?
グレーテルのかまど 「へらへら餅」は、どんなお菓子?食べ方は?
「へらへら餅」は、静岡県賀茂郡河津町や、東伊豆町熱川温泉周辺で、古くから食べられているそうです。
地元の郷土菓子として、身近な存在だったようです。
「へらへら餅」は、餅粉や小麦粉に、やまいもや自然薯を混ぜて、練って作ります。
そして、餅を薄く延ばして茹でて、胡麻や砂糖醤油など、甘塩っぱい味のタレを、たっぷりとかけて頂きます。
すいとんみたいですね。
味付けも美味しそう!
この味つけが好きな人は、多いのではないでしょうか?
地元では、とろろや卵などと混ぜて、食事の代替ようにして食べたりもするそうです。
「へらへら餅」は、河津町や熱川温泉にある郷土料理店や、道の駅、食堂などで食べられます。
また、お土産としても売られているので、家でも味わうことができます。
グレーテルのかまど 「へらへら餅」の由来は?
「へらへら餅」の“へらへら”って、おもしろいですよね。
どこからきた名前なのでしょう?
名前の由来は、江戸城築城の時までさかのぼります。
当時、江戸城に使う石材が、伊豆の石切場から運ばれていました。
その任を受けた殿様が、伊豆の名主の家で、この「へらへら餅」が食し、大層気に入ったことから、評判になったと言います。
食べると、「へらへら笑ってしまうほど美味しいから」という説と、「平たく延ばして茹でる餅の形から」という説などがあります。
どちらにしても、とてもインパクトのある名前で、どんなお餅だろう、と想像をかき立てられますよね。
まとめ
「へらへら餅」という名前の郷土菓子があることを知りませんでした。
食べたことはありませんが、何だかその味わいが想像できる気持ちがします。
馴染みのある、身近に感じられるお菓子なのではないかと思います。
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