2021年5月24日の「グレーテルのかまど」は、「土井善晴のキャビネットケーキ」。
土井善晴さんといえば、NHKの「きょうの料理」でお馴染みの料理研究家です。
お父さんの土井勝さんの時代から、私は親しみがあります。
父子揃って、とてもやわらかで温かな口調で、簡単に家庭料理ができることを伝えていました。
そんな土井善晴さんの思い出のスイーツが、”キャビネットケーキ”。
どんなスイーツなんでしょうか?
キャビネットケーキの由来、どんなスイーツ?/グレーテルのかまど
”キャビネットケーキ”(Cabinet cake)は、どんなスイーツなのでしょうか?
”キャビネット”といえば”内閣”と意味しますが、このケーキは、そんな堅苦しさや、逆に華やかさも感じません。
けれど、素朴で懐かしい親しみがにじむようなスイーツなのです。
「土井善晴」さんの人気レシピ!
みんなが見ている、土井善晴さんの「キャビネットケーキ」がおすすめです。https://t.co/cWb7j7fy9h #キャビネットケーキ #卵 #土井善晴 #きょうの料理 #レシピ
— みんなのきょうの料理 (@m_kyounoryouri) February 13, 2018
”キャビネットケーキ”ならぬ”キャビネットプリン”(Cabinet pudding)は、イギリスのヴィクトリア時代、150年以上も前に存在したお菓子です。
これは、パンやスポンジ、または砕いたビスケットに、卵に牛乳、砂糖を混ぜた卵液を流ししみこませて、ドライフルーツなどを入れて蒸したものです。
色あざやかなドレンチェリーが蒸したプディング生地から顔をのぞかせるのが、ルビーのようにきれいな素朴なブディングです。
パンプディングのようなものでもあります。
ちょこちょこっと残ったパン生地や、ビスケットに、卵液を入れて、ドライフルーツを入れたら、オシャレにデザートに変身するシンデレラスイーツ、といったら、トキメキますね!
キャビネットケーキは冷やして食べる?/グレーテルのかまど
土井善晴さんは、お母さんが冬に”キャビネットケーキ”を、よく作ってくれたのだそうです。
冬なので、温かなソースをかけて食べていたと言います。
温かなソースは、みかんシロップに水、砂糖、水溶き片栗粉を入れて弱火にかけて煮て、とろみをつけます。
蒸したプディングをより温めて食べるこの食べ方の他、冷やして食べるのもオツなのだとか。
冷やすことで、甘さとフルーツの酸味が際立って美味しいのだとか。
”キャビネットケーキ”は、家庭の味。そして、想い出の味。
色々な食べ方が、その家庭ごとの味なんですね。
まとめ
”キャビネットケーキ”は、機をてらわない、素朴なスイーツ。
土井善晴さんのイメージにぴったり。そして、家庭料理のスイーツなんだな。としみじみと感じます。
気軽に、思いついたら作ってみてはいかがでしょうか?
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