高橋萌(パティシエ)のケーキが食べられるエキリーブル (世界最高峰洋菓子コンクールで優勝!)

高橋萌さんは、製菓の世界大会 「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2023」で優勝した日本代表チームのメンバーです。

そして、史上初の女性パティシエを擁するチームの優勝になり、高橋さんは初めて優勝した女性にもなったのでした。

本当にステキです!

高橋萌さんは、どんな人なのでしょうか?



「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の日本人出場メンバー

「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は、1989年より開催され、「洋菓子のオリンピック」とも言われる世界最高峰の洋菓子のコンクールです。
“パティスリー界のピカソ”と言われる、かの有名なピエール・エルメ氏が会長を務めています。

このコンクールでは、洋菓子の技術と芸術性を、各国から選ばれた代表選手(3名1組)が10時間のチーム戦で競い合います。
10時間の間に多くの課題作品を作らなくてはなりません。。。
その為には、大会に向けて何年もかけて技術を磨き、テーマに合った素材選びやデコレーションも考え、チームワークを強めていく必要があります。
本当にすごい集中力と鍛錬が必要なのだな、と感じ入りました。

2023年1月20、21日に開催されたコンクールで優勝した日本人代表チームは、次のとおりです。

チームリーダー
■シェア・デザート/飴細工
鈴鹿 成年さん
(株)シュゼット・ホールディングス 1990 年生まれ 岡山県出身

高校を卒業後、株式会社アンリ・シャルパンティエに入社。7年間務めた後、同社シンガポールの支店に赴任。翌年には、オーチャードセントラル店の店長に就任し、2017年修業のため渡仏。パリ、ランス、ビアリッツ、アルザスでの修業を経て、現在は商品開発課にて勤務している。
<主な受賞歴>
2014 「内海会ジュニアコンクール」 最優秀賞
2015 「西日本洋菓子コンテスト」 第1部Bクラス 優秀賞
2019 「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 国内予選」 銀賞

■レストラン・デザート チョコレート細工
高橋 萌さん
équilibre 1986 年生まれ 千葉県出身

武蔵野調理師専門学校を卒業後、パティスリータダシ ヤナギに入社。4年間基礎を学び、ウィーン菓子工房リリエンベルグに転職。2015年フランス・リヨンへ渡りDelices des sensにて1年間の研修を行う。 帰国後は、ホテルインターコンチネンタル東京ベイに入社。所属先の上司である德永純司シェフの独立に合わせ、2022年よりéquilibreにて勤務している。
<主な受賞歴>
2011「トップ・オブ・パティシエ」 チョコレート部門3位
2018「ルクサルドグランプレミオ」 優勝
2019「ヴァローナ マンジャリコンクール」優勝

■フローズン・デザート フローズン・ロリポップ 氷彫刻
柴田 勇作さん
株式会社PRISM 1986 年生まれ 東京都出身

香川調理製菓専門学校を卒業後、新宿京王プラザホテルに入社。2年間基礎を学び、2007 年にエコールクリオロに転職しスーシェフとなる。 2013年以降はザ・ペニンシュラ東京に 5 年間勤務しその後は独立に向けてレストランやブティック、企業での店舗運営、開発やプロデュースを学び、 2022年株式会PRISM を設立し独立。
<主な受賞歴>
2010 「ジャパン・ケーキ・ショー東京」味と技のピエスモンテ部門 連合会長賞
2019 「トップ・オブ・パティシエ」優勝
2021 「THE WORLD TROPHY OF PASTRY ICE CREAM CHOCOLATE」ショコラ部門担当 チーム総合優勝
[チョコレートジャーナル ー チョコレート専門サイトより]



高橋萌(パティシエ)はどんな人?

千葉県船橋生まれの3姉妹の次女で、幼少期より、母親の手作りケーキを食べていたといいます。
思い出のケーキは、ショートケーキと、グリーンのゼリーのかかったケーキ。
でもある日、皆が母親のケーキを楽しんでいるところに「ケーキ屋さんのケーキが食べたい」と訴え、母親と他の姉妹を驚かせました。
他の姉妹から、「”the 真ん中”って感じ」といわれると、本人も「何も考えずにやりたいことをやるタイプ」と言います。

高橋さんは、製菓専門学校を卒業後、フランスに修業にも行っています。
そして、「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2015」に日本代表チームが準優勝した戦いぶりに感動し、チームメンバーの一人であった徳永純司(とくなが じゅんじ)パティシエに弟子入りしました。

自分も「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」に出場して優勝を勝ち取るの夢を追い続けて6年。
恋愛をする暇もなく、恋愛ってどんなものだったかな、と思ってしまうほどにコンクールに打ち込んできました。

自分には才能があるわけでも器用でもないから、ひとつを仕上げるのに時間がかかるのだと、高橋さんは言います。
ただ、やると決めたらやり遂げるのが取柄だと言い、時間がかかって何とかできるのであれば、睡眠時間を削ってやっていくのが自分のやり方なのだそうです。

潔い一途さが心地よく感じます。

師匠の徳永純司パティシエは、高橋さんの”努力する才能”を評価していました。
最初は、コンクールへの参加がどんなに大変かを知っていた為に、大丈夫かなと心配だったらしいのですが、「本当にすごい!ほんとに」と繰り返し言っていました。

これは、彼女のやり抜く想いと行動し続ける強さに感動した言葉なのではないかと思います。

コンクールの課題、レストランデザートを担当した彼女は、当初冷たいデザートを予定していました。
ただ、試作をしていく内に、温かいデザートに変更しました。
コンクールでは、審査員に温かいデザートを調度よい塩梅で食べて貰うのは、タイミングを計るのが非常に難しいといいます。

敢えてこの難しさを選択し点数をかせいで優勝を狙う、最初から無難な道を選択せずに何でもできることに挑戦する強さに、私は感動しました。

そして、世界最高峰のチャンピオンになった彼女は言います。
「コンクールに参加する前は終わったらそれで終わりかなと思っていたのに、手にした直ぐ後にもっと勉強しなければと思った。終わりじゃなくて始まりだなと思った」

何て力強い、あくなき探求心。彼女にとって転職であるパティシエの道の次の目的地は、どこなんでしょうか?
楽しみです。



高橋萌(パティシエ)の働くエキリーブル(équilibre)

高橋さんは、2022年3月26日(土)より、德永純司パティシエが初めて手がけたパティスリーショコラトリーのお店「エキリーブル(équilibre)に勤務しています。

朝7時半には、エキリーブル(équilibre)に出勤。
従業員10名を統括する立場として、レシピを忠実に滞らないように繰り返し再現することに専念しています。

お店は、東急目黒線不動前駅から56m、歩いて1分のところにあります。

店舗基本情報
店名:equilibre (エキリーブル)
ジャンル:ケーキ、チョコレート、洋菓子(その他)
住所:東京都品川区西五反田5-11-10 Relief不動前 1F
お問い合わせ:03-6417-4882
予約不可
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜・水曜・木曜
*営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
支払い方法:カード可(VISA、Master、AMEX、JCB、Diners)、電子マネー不可、QRコード決済不可
[食べログより]



まとめ

エキリーブル(équilibre)は、連日の長蛇の列。
見た目が瀟洒で美しいケーキが並んでいる様子にわくわくします。
是非一度食べてみたいと思います。



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