キャラウェイシードケーキが本物!ミスマープル(アガサクリスティー)に出てた、イギリスのシードケーキ!/グレーテルのかまど

グレーテルのかまど

2021年4月19日の「グレーテルのかまど」は、「“ホビットの冒険”のシードケーキ」。(初回放送は(2020年5月)

シードケーキは、イギリスの古典的なケーキ。

アガサ・クリスティーのミス・マープルにも登場します。

ミス・マープルが、14歳の時に一度訪れたバートラム・ホテル、エドワード王朝時代の重厚な老舗ホテルに滞在した時に、旧友のセリナ夫人が、ホテルの給仕頭に「ほんもののシード・ケーキでしょうね?」と、尋ねるのです。

120年ほど前のアガサ・クリスティーの時代ですら、”ほんもののシード・ケーキ”を見ることがなくなっていたんですね。

当時、昔を懐かしむ、こだわりのある人が、愛してやまないケーキだったのでしょうね。

どんなケーキか味わってみたいものです。



シードケーキの意味は?

シードケーキは、その名の通り、”種”を入れたケーキのことです。

食べられる”種”と言えば、ひまわりの種、カボチャの種、けしの実など、さまざまありますが、このケーキに入っているのは、キャラウェイシード。

キャラウェイシードは、茶色く細長い形をしていて、香辛料として使われています。
さわやかな香りと、ほのかな甘味があり、プチプチとした食感が楽しめます。

シードケーキは、イギリスや、アイルランドで、1500年頃から食べられていました。
歴史あるケーキですよね。

春と秋に、農作物の無事な収穫を願い、豊穣を祝って食べたケーキでした。

バターたっぷりではなく、畑から頂く小麦をメインにした素朴なケーキに、キャラウェイシードが、味わいと食感を与える、実りの恵みに感謝するケーキだったのでしょうね。

そして、キャラウェイシードは、イギリスの人たちには、身近で大切な存在だったようです。

「豊穣」を意味するだけでなく、「人や物を結びつける力がある」とされ、縁結びの薬として使われたり、子どもの枕の下や、大切な品物の中に入れて、盗まれないようにお守りとして使われていました。

キャラウェイシードケーキは、イギリスの人たちの祈りを今に伝える、神聖なケーキなのかもしれない、と思いました。



シードケーキが味わえる、東京の超おすすめのお店!!湯島にある中山さんのイギリス菓子!

シードケーキは、どこで味わえるのでしょうか?

私が絶対に行ってみたいと思っているお店をご紹介します!

東京、湯島にあるイギリス菓子の店、『Lazy Daisy Bakery(レイジーデイジーベーカリー)』。

店主の中山真由美さんは、以前は、アンティーク雑貨を扱っていたのだとか。
イギリスに何回も行くうちに、イギリス菓子の魅力にはまって、お店をオープンするにいたったのだそうです。

お店のキャラクターは、ハリネズミです。
「ハリネズミは幸せを背中に乗せて運んでくる」と、イギリスでは言われていて、それに、あやかっているのだそうです。

お店のFacebookには、シードケーキだけでなく、こんなイギリス菓子があったなんて、と思うような美味しそうなケーキの画像が、アップされています!

季節ごとに、約10種類のケーキと、約4〜5種類の焼き菓子、そして、他ではお目にかかれないイギリスティーや、ジャムも置かれています❣️

焼きっぱなしの素朴なケーキでありながら、画像からもうかがえるしっとり感や、ザクザク感。

たっぷりのドライフルーツや、生地に直接乗せられたクリームなどに、ゾクゾクします。

絶対いかなきゃ!と心に決めています!

開店日時を事前に確認して、是非おでかけくださいね!

Lazy Daisy Bakery(レイジーデイジーベーカリー)/イギリス菓子のお店(British style bakery)
・住所:東京都文京区湯島2-5-17-1F(御茶ノ水駅から443m/徒歩10分)
・営業時間:12:00~19:00
・電話番号:090-5084-6439
・テイクアウトのみ
出典)食べログ



まとめ

紅茶の文化のイギリスには、本当にたくさんのお菓子が存在し、その魅力や歴史は奥深いものがあります。シードケーキも長年愛され、伝えられたケーキのひとつ。
アガサクリスティーの小説にも取り上げられ、登場する場面や、お菓子の描写から、その味わいを想像するのは、本当に楽しいです!

是非本物を味わいたいものです。

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