キャビネットケーキは土井義晴の思い出の味でイギリスの伝統菓子/グレーテルのかまど

2021年5月24日の「グレーテルのかまど」は、「土井善晴のキャビネットケーキ」。

土井善晴さんといえば、NHKの「きょうの料理」でお馴染みの料理研究家です。
お父さんの土井勝さんの時代から、私は親しみがあります。

父子揃って、とてもやわらかで温かな口調で、簡単に家庭料理ができることを伝えていました。

そんな土井善晴さんの思い出のスイーツが、”キャビネットケーキ”。

どんなスイーツなんでしょうか?



キャビネットケーキの由来、どんなスイーツ?/グレーテルのかまど

”キャビネットケーキ”(Cabinet cake)は、どんなスイーツなのでしょうか?

”キャビネット”といえば”内閣”と意味しますが、このケーキは、そんな堅苦しさや、逆に華やかさも感じません。
けれど、素朴で懐かしい親しみがにじむようなスイーツなのです。

”キャビネットケーキ”ならぬ”キャビネットプリン”(Cabinet pudding)は、イギリスのヴィクトリア時代、150年以上も前に存在したお菓子です。

これは、パンやスポンジ、または砕いたビスケットに、卵に牛乳、砂糖を混ぜた卵液を流ししみこませて、ドライフルーツなどを入れて蒸したものです。

色あざやかなドレンチェリーが蒸したプディング生地から顔をのぞかせるのが、ルビーのようにきれいな素朴なブディングです。

パンプディングのようなものでもあります。

ちょこちょこっと残ったパン生地や、ビスケットに、卵液を入れて、ドライフルーツを入れたら、オシャレにデザートに変身するシンデレラスイーツ、といったら、トキメキますね!



キャビネットケーキは冷やして食べる?/グレーテルのかまど

土井善晴さんは、お母さんが冬に”キャビネットケーキ”を、よく作ってくれたのだそうです。
冬なので、温かなソースをかけて食べていたと言います。

温かなソースは、みかんシロップに水、砂糖、水溶き片栗粉を入れて弱火にかけて煮て、とろみをつけます。

蒸したプディングをより温めて食べるこの食べ方の他、冷やして食べるのもオツなのだとか。

冷やすことで、甘さとフルーツの酸味が際立って美味しいのだとか。

”キャビネットケーキ”は、家庭の味。そして、想い出の味。

色々な食べ方が、その家庭ごとの味なんですね。



まとめ

”キャビネットケーキ”は、機をてらわない、素朴なスイーツ。

土井善晴さんのイメージにぴったり。そして、家庭料理のスイーツなんだな。としみじみと感じます。

気軽に、思いついたら作ってみてはいかがでしょうか?



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