ベニシアさんの番組 冬の庭は、野草のごちそうに溢れている!「菓子工房 & Café まめの木」を訪れる

2021年2月14日の「猫のしっぽ カエルの手」(京都大原ベニシアの手作り暮らし)は、「冬のごちそう」の再放送。(初回2019年3月10日)

ベニシアさんが暮らす、築100年の古民家。
冬の朝は、冷え込みます。
そんな朝に、赤々と燃える薪ストーブの炎が、ぬくもりを与えてくれます。

静かな朝は、ベニシアさんの瞑想の時間。

特別に宗教を持たないベニシアさんは、瞑想を若いころから心の拠り所として、続けてきたのだそう。

自分を心の声を聴くためには、呼吸に意識を向けることが大事なのだとか。
「自分でゆっくり呼吸するのは、たぶん自分の身体に良いと思います。ぼーっとして花を見るのは、瞑想みたいなもの。座って呼吸をすると、自分の中の呼吸だけを感じる。その時、すごくリラックスできる。どうでも良いことを全部忘れて、ただもう何も考えないのが気持ちがいい」

ただ自分の身体と呼吸にだけ注意を向けて、自分の中の宇宙に心身を委ねると、
確かに!
外で起きた色々なことが、どうでもよいことに思え、安らぎます。




ベニシアさんお勧め、京都大原で一番のタルトの店 「菓子工房 & Café まめの木」

朝の瞑想を終えたベニシアさん、久しぶりに甘いものを食べに行こうと、近くのカフェを訪ねました。

ここのタルトは大原一と太鼓判を押すベニシアさん。

どんなお店か楽しみです。

「菓子工房 & Café まめの木」に到着。
自宅の1階をカフェにしています。

 

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スッキリとした清潔感がありながら、木のあたたかさを感じる建屋としつらえ。

お店の真ん中に、どーんと大きなテーブル。
ここを訪れたお客さまどうしが、相席を楽しめる工夫があります。

そして、面白いのが、窓に向かって一列に並んだ席!
座って、調度目の高さにある窓から、大原の自然が一望できるのです。
自然や季節を、お菓子やお茶を楽しみながら、一緒に味わう、なんて粋な計らいでしょう!
この特等席に、是非一度座ってみたいと思いました。

 

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そして、店内の装飾は、いたってシンプル。
真ん中に置かれたテーブルの上に、季節の花や木がポンと活けられているのみ。
そして、お皿やカップ、お盆なども余計な飾りはありません。

これらは、華やかに果物がトッピングされた手作りのタルトをひきたて、大原の自然の魅力を最大限に楽しめるように、とのオーナーの想いなのではないか、と私は勝手に思いました。

「菓子工房 & Café まめの木」のオーナー、高村美佳(たかむら・みか)さんは、ベニシアさんの大切な友人。

博識な美佳さんと、人生や、健康、食べ物などの話をするのが、ベニシアさんの楽しみであり、支えでもあります。

こちらのお菓子は、全て美佳さんの手作り。
国産の小麦や乳製品、ナッツやドライフルーツにオーガニックを使うなどのこだわりがあります。
これなら、お子様からお年寄りまで、幅広い世代の方が、安心して食べられますね。
また、旬の果物とか、季節を感じる素材を使うようにもしているそうです。

ベニシアさんが、今のお勧め聞いたところ、軽くシロップづけにした、宮崎の金柑を、チョコレートタルトに乗せたものが一押しとのこと。

あざやかなオレンジ色の金柑が、贅沢にいくつも乗せられ、それがチョコレート色に映えて、シンプルながらに、色鮮やかなタルトです。

美佳さんは、15年ほど前から、洋菓子作りを本格的に始め、いつか自分お店を持ちたいと思っていたそうです。

そして、2年前に念願のお店を大原にオープン!
夢を現実にしたなんて、すごいなぁ。

1日に作るタルトの種類は10種類。
メニューは、ケーキの他、紅茶とコーヒーだけ。

この潔さも、ベニシアさんのお気に入りです。

この時の紅茶は、鹿児島産。
国産へのこだわりを感じました。


1人当たりのコーヒー消費量No.1の京都市内の有名喫茶店 フランソア喫茶室 (Salon de the FRANCOIS)

居心地の良い所といえば、京都の喫茶店。

京都に行くと、伝統ある喫茶店からおしゃれな喫茶店がいくつもあって、全部行きたいのに、お腹がいっぱいで、残念ながら諦めたという経験があります。

知ってました?
1人当たりのコーヒーの消費量は、京都市が全国一位なんだそうです。

昭和9年創業の老舗喫茶店、フランソア喫茶室 (Salon de the FRANCOIS)は、喫茶店として、はじめて、国の登録有形文化財に指定されています。

豪華客船をイメージして作られたというインテリア。
ひときわ目立つのは、ルネサンス調のドーム型の天井です。

ここは、昭和初期には、自由闊達な議論の場として、戦後は、文化人たちのサロン的な役割を担っていました。

画家の藤田嗣治や、作家の太宰治も通ったと言われています。

このような昔ながらの喫茶店が、京都で長く受け継がれてきた理由のひとつに、大学が多く在り、学生たちが今も憩いの場として利用しているからだとか。


ベニシアさんの友人、藤井文子さん(編集者)の野草を使った摘み菜料理

ベニシアさんを、友人の藤井文子(ふじいふみこ)さんが訪ねてきました。

藤井さんはm本の編集のかたわら、野草を採取して食べる楽しみを伝える活動をしています。

そんな藤井さんは、”ベニシアさんの冬の庭は宝の山!”と言います。

ベニシアさんは半信半疑で、枯れているように見える庭を、藤井さんと歩きます。

「ほら、三つ葉。これは、タネツケバナ。ちょっとピリッとするんだけど、まだ若いからそんなにピリッとしないね。ハコベ、これは美味しい。春の七草でおいしいわ。これは、カタバミ。これも食べれるけど、ちょっとすっぱい」

藤井さんが次々と、食べられる庭の草を指し示していきます。

枯れているとしか見えなかった庭から、不思議なくらいに、緑の野草が現れます。

「いつから、こんなことをしているの?」とベニシアさんが藤井さんに聞くと、

藤井さんは、田舎育ちで、子どものころ、おばあちゃんからも教わって、つくしや草などをよく摘んでいたと言います。

編集者として、食べられる野草の本を作りながら、雑草といわれる何気ない草にも、名前があり、美味しく味わえるものがあるという祖母の教えを思い出しながら、野原で草を摘んできて、自分で食べたりしたのだそうです。

ベニシアさんの庭には、フユイチゴのきれいな赤いつぶつぶの実が、楽し気に野草の中で赤い光を放っていました。

冬の庭のごちそうです!

藤井さんは、摘んだ野草と、フユイチゴを使って摘み菜ピザをつくります。

小麦粉に、シードオイル、ドライイースト、塩、砂糖、水を加えて捏ねて、生地がなめらかになったら、常温に置いて、発酵させます。

野草は、表面の汚れや雑菌を落とすために、50度の湯で洗います。
こうすると、野草の気孔が開き、水分を蓄えることで、しゃきっとさせることもできます。

発酵した生地をのばし、ピザソースをぬって、スライスした玉ねぎをのせます。

そして、その上に、野草のガーデンのように、摘んできた野草やフユイチゴをトッピングします。

後はチーズをのせて、210度のオーブンで15分ほど焼けば完成です!

摘み菜ピザを食べたベニシアさんが、
「思ったよりおいしい。苦いかと思ったけれど、そんなことはない。見た感じから、身体によさそう」と感想を伝えると、藤井さんは、思わず笑ってしまいました。

「春待ちの野草が、一番栄養を蓄えていて、美味しいのよ」と藤井さんは言います。

摘み菜ピザのレシピは、以下をご覧ください。
気軽に摘み菜料理ができるのが、うれしいですね!

【材 料】
摘み菜 適量
タマネギ 中1個
チーズ 適量
ピザソース 適量
植物油  大匙1
水150cc
(生地の材料)
強力粉 140g
薄力粉 80g
イースト 4g
砂糖 大匙1
塩  ひとつまみ

【作り方)
1. 記事の材料をボウルに入れ、油と水を加えよく混ぜる
2. 15分ほど寝かせ、お好みの大きさにひろげる
3. 摘み菜を50度の湯でさっと洗い、水気をきる
4. 生地にピザソースを塗り、たまねぎ、摘み菜、チーズをのせる
5. 210度のオーブンで15分ほど焼く



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